笑顔で明るい人が好きです

誰かと分かり合うなんてことは無理かもしれない。
一人で生きていかないといけないかもしれない。

ドトールから出てカフェオレが残った口で
そんなことを考えながら横断歩道の向こうを見ると
ビルがあって、ビルというのはとても大きいなあ
という当たり前のことを思った。

しかし、なんで良くない感情というのは
車の窓ガラスにこびりついた水滴のように
自分の内側からだと決してぬぐえないような
絶望的な感覚を与えてくるのだろう。

地上に落下した水槽から
飛び散った水や魚のように
何が起きているのか私にはわからない。

自分の感情も
自分のしていることも
自分が大切なことが何なのかもわからない。

わかることから目を背けているだけかもしれないけど。

私の記憶の中に私の知らない人がいて
私の知らない人が幸せそうに言う、

「紙芝居に夢中になってみている子供は
きっと今日の夕ご飯のことなんて考えないし
それが良いよね」

何の話なの?