2022-01-01から1年間の記事一覧

人間が嫌いでごめんなさい

このところ人間嫌いが加速している 誰とも話したくない。誰も信用できない。 気持ち悪い。いなくなって欲しい。そう思いながら一人の人間として 働いて食べて眠って なんとか生きている。近いうちに何もかも投げ捨てて 死に場所でも探しそうだ。 もしくは濁…

解剖

のむヨーグルトの形をした悲しみだ。と僕が書いたとき これを読む人がどんな想像をして どう思うかわからないので 今日は解説をしてみる。その行為に何の意味があるか 何のためになるのか わからないけどただ、この言葉には 共感する人も 心に突き刺さる人も…

正しい生き方

病が僕の心を染めていく。 傷つくたび血がほとばしり その血で文字を書く正義を振りかざす人間は その正義が一方的なことに 気付いていないのだと君の顔をぐちゃぐちゃにして 存在ごとブラックホールに 叩き落としたい

迷子センター閉鎖中

夜が引き伸ばされて湯葉みたいに しわくちゃになって斑点みたいな白い点が 一つひとつ顔になって僕を睨んでいるコーヒーカップの内側で2桁の足し算を暗算していた 僕の左側に空白の人 喜んでも悲しんでも異常なんてないみたいな顔で 素通りしていく ドンキー…

穴に落ちたような朝

ピカチュウの10万ボルトくらいの衝撃が全身を駆け巡って 新しい化学方程式とか、宇宙の果てに何があるのだとか 人間が産まれた意味とか、神様の正体とか 生まれる前と死んだ後に人はどこに行くのかとか スーパーのお弁当に貼られた半額シールの色合いとか そ…

こんばんは今日は夜の池袋を歩いていて 光のスポンジケーキに闇のチョコレートソースをかけられたような 暗さばかりが目立つ空間だなっと思ってそれは蔓延防止法で「人があまり外を出歩くのは良くないよ」 というお達しが出たからで、じゃあ犬とか猫はいいの…

ぬりたての肺

日々がひび割れて 火山口みたいだ 呼吸が燃える3色ボールペンに閉じ込められたみたいに 身の回りの出来事がつまらない ただ僕は苦しめられるあしたには黒猫の歩調みたいに 音もなく風に殺されるだろう僕の部屋のカーテンから漏れる明かりで 点描画の一つの色…

夜は魚の食べかけ

人に会ったり 人と話したり 普通と呼ばれる価値観に従うこと 疲労が弾丸のように飛んできて 僕の太ももに穴をあける頬杖をついている君の顔のように 地球もかたむいてみんな落ちていけば良いのに 名前も知らない学校の下駄箱へ 靴の中へ その汚れへ水槽を買…

空欄を毒で埋める

カラフルな色の錠剤をファッションとして 持ち運んだり、アスファルトを歩いているアリに 適当な名前をつけたところで感情が燃えて炭になるだけでもないし 人の顔よりパソコンをよく見るようになって 神が作ったものより人が作ったものを信じてる鹿の目の色…