海外文学

ウラジーミル・ソローキン『23000』感想 氷三部作3

三部作の最終巻という特色もあって、ネタバレを気にせず内容にガンガン触れていこうと思っています。未読の方は『氷』もしくは『ブロの道』を読んでから、この本を手にとっていただければと思います。 ソローキンは前衛的な小説で知られていますが、このシリ…

ウラジーミル・ソローキン『ブロの道』感想 氷三部作2

ブロの道: 氷三部作1 (氷三部作 1) 作者: ウラジーミル・ソローキン,松下隆志 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/09/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 『ブロの道』は前著『氷』とは違って全篇を通して、一人称で語られる主…

ポール・オースター『写字室の旅』感想

写字室の旅作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る ポール・オースターの『写字室の旅』を読んだ。僕はオースターのファンじゃないから登場人物が○○だと…