こんばんは

今日は夜の池袋を歩いていて
光のスポンジケーキに闇のチョコレートソースをかけられたような
暗さばかりが目立つ空間だなっと思って

それは蔓延防止法で「人があまり外を出歩くのは良くないよ」
というお達しが出たからで、じゃあ犬とか猫はいいのかよ、
と思うけど犬も猫もコロナにかかるみたいだから
よくないんだろうね、本当は。

でも、「無闇矢鱈に出歩かないでください(犬や猫、トカゲ熱帯魚その他、命あるもの)」
としても間抜けだからさ、別に「人が出歩かない」という風な
限定的なお達しで良いと思う。

で、話を戻すと、夜の池袋は
僕の知っている池袋の半分以下くらいの
人しかいなかった。

それで余計に暗い感じがした。
横断歩道の中途半端な切れ切れの白さが
よそよそしくて、

僕は歩きながらマスクが浮くくらい
息を吐いたり、吸ったりした。

最近、考えることがしんどい。
巨大なチカラを持って
悪意しか持っていない魔王の前で

何も武器も何の鎧も持っていないのに
ただ「考えろ!」って言われている気分だ。
考えるより武器がほしいって、そう思う。

考えることの無力さをしっていながら
でも考えてしまうのは現実逃避なのか
奇跡的なひらめきをまっているのか
僕はわからん。

いいひと、って言われている人が
ぜんぜん、いいひとじゃないなあ、と思うけど
100円ショップで売ってそうな安っぽい暴力で
25メートルプールの底に突き落とされる。