僕が見たかもしれないM-1グランプリ2018決勝感想

いろんなブログでM-1グランプリの決勝戦の感想を見たんですけど、どれも決勝メンバーが同じなんですよね。100ブログ見たんですけど、100ブログともそうでした。これだけ感想あるんだから、決勝メンバーが違っていてもいいのに。
みんながみんな同じ決勝メンバーを見ていて正直気持ち悪さを感じました。「おすぎとピーコどっちを抱く?」という質問にみんな「おすぎ」と答えているみたいな。だから僕だけは「ピーコ」を抱こうと思います。

①怪奇!YesどんぐりRPG 90点
ピンが3人集まって、それぞれ一発ギャグを回していくという斬新な漫才でした。恐らくゲームから着想を得たのであろう「プレイヤー○○」というシステムは画期的ですね。
そして自己紹介のテンドンの巧みさ。ラストに恐怖を持ってくる驚き。どれをとっても一流の漫才だったと思います。
もしもM-1グランプリの決勝に進んでいなくても、ツイキャスとかで勝手に前説をやりそうな訳の分からなさがありましたね。

②金属バット 90点
「この人たちテレビに出て大丈夫なのだろうか?」という風貌をしていましたね。一言でいえばアナーキーでした。靴の踵を踏みつけて漫才していたのですが、巨人師匠の顔が怖かった。ボケの方が緊張しすぎていて、お土産屋さんにある押すと目が飛び出る牛みたいな目つきになっていたのが気になりました。ツッコミの長髪の方はケータリングをすぐにパクりそうな顔をしていたと思います。

Dr.ハインリッヒ 90点
漫才中に輪廻が始まるという凄まじいネタに会場中がパニックになっていました。僕も何かのメンバーなのかもしれない、そう勇気づけられました。メビウスを漫才で表現したら駄目だよ、という声が聞こえてきたのですけど空耳でした。

④忘れた 90
このコンビはネタをやっていたんですけど、忘れてしまったんですよね。「コオロギを頭にくくりつけて飛ぶ」みたいなネタをやっていたように思います。「それはカマキリじゃねえか」というツッコミが見事にハマっていました。ボケとツッコミが同じ誕生日なんですよね。

⑤ランジャタイ 90点
ランジャタイです、と言って出てきたんですけど明らかにAマッソでした。その違和感でぜんぜん笑えなかったです。みんなでも「ランジャタイ」だって言っていて、すごく怖かったです。翌日の電車の中でも「ランジャタイおもしろかったよね」みたいなことを制服を着た女の子たちが言っていて、いやあれAマッソだよね?とパニック状態でした。いま思い返すと、すごい論かお湯だったような気がします。ランジャタイではありませんでした。

変ホ長調 90点
ぶっちゃけ変ホ長調ってまだいたんだ、とびっくりしました。みんなもびっくりしていました。僕の母親の美智子もびっくりしていました。ネタのスタイルはあんまり変わっていなかったです。僕的には変ホ長調はそれなりにおもしろかったと思うんですけど、友達にチキチキジョニー好きの終わっている人がいまして、その人は「チキチキジョニーが決勝行っていたら~」みたいな話をしていてすごくうざかったです。
「○○が決勝行っていたら~」みたいな架空の話ほど気持ちの悪いものはないと思っています。お笑いオタクをこじらせたクソ寒いやつは滅んでくれという感じです。もうね、本当に現実を見てほしい。

⑦アモーン 90点
自分たちのことを最強漫才師だと言っていましたね。本当に勘弁して欲しいです。最強漫才師なら優勝この人たちで決まっているじゃないですか。ネタバレされたのがショックチャンネルを回しちゃいましたね。アモーンさん優勝おめでとうございます。


今回のM-1グランプリも相当ハイレベルだったかと思います。途中でネタバレを食らっちゃったんで、『マダムと女房』見ていたんですけど、田中絹代の表情は見惚れますね。あと、横尾泥海男の存在感ね。泥海男と書いて「でかお」ですからね。センスが花開いてると思います。