映画の日だから「ライト/オフ」を観てきた。

 ホラーってかなり好き嫌いわかれるかもしれないというのを常々思っていた。何を怖いと思うのか人によって異なる。
 たとえばゾンビに追いかけられるのを怖いという人がいれば、ゾンビが出そうな瞬間の方が怖いという人もいて、だからこそホラー映画というのは評価が分かれる。物語としての名作は出れど、怖さとしての名作は出にくいジャンルだと思う。
 そもそも怖さを演出しようとすれば物語は遅延するし、筋が通りすぎればわけのわからない怖さは露と化してしまう。このジャンルだけ駄作が大量に生まれるのもしょうがないと思う。
 そんな難しいジャンルのなかで「ライト/オフ」はかなり健闘していた映画だと思う。怖さも申し分なかったのにプラスして物語としてもよく出来ていた。ホラー映画なのに感動もできる。テーマは家族愛なんだろうか。僕は素直にいい映画だと思った。
 ホラー映画あるあるていうのがあって、誰かが叫ぶ→慌てて駆け寄る→なんだ虫じゃないか、みたいなのを必ずホラー映画はぶっこんでくる。虫はあくまで例ね。これは緊張と緩和を利用したテクニックなんだけど、どのホラー映画も必ず使ってくるから正直いってうんざりしていた。でも「ライト/オフ」にはこれがなくて最初からホラーを決めてきたのがよかった。まあもうちょっと怖いシーン多めでもよかったのだけど。

さかな

 人と仲良くしたいというエネルギーでこの2週間がんばってきたわけだけど笑っちゃうくらい駄目で話し相手が見つかってもすぐに消えちゃうしそもそも相手されないしで結局ブログに戻るしかなかった。
 メールアドレス2つ作って一人で送り合えばいいんじゃないかなとも思ったけどさすがに虚しいからやめた。本当にマジで友達が1人もいなくて恋人もいなくてネットでも仲のいい人いなくて、自業自得だからしょうがないんだけどこれからも恐らくないのだろうと考えるとなんとかしないといけないなとは思う。
 自分の対人能力のなさをどうにかしようと思いながら、どうしようもできないままずるずると生きながらえてしまっている。
 最近になっておもしろいっていうものが色々あるんだなと気づいた。小説のおもしろさ、人と話すおもしろさ、スキーのおもしろさ、野球のおもしろさ、何でもいいんだけど一つ一つ違うんだよね。そういうのスルーしてきたのがすごくもったいなく感じる。もったいなく感じるんだけど相変わらず動くことができない。
 自分は「自分と似ている人」を見つけたくて、でも自分と似ている人を見つけることができなかった。
 人と仲良くできそうでも自分の方から怖くなったり気持ちわるくなったりしてしまうので頭おかしいんだと思う。どっかのセミナーにでも行こうかな。
 最近では積極的に自分がしなさそうなことをやるようにしているけど怠さが蝉の鳴き声みたいにまとわりついていて無理。
 趣味のところに(書き間違えなんだろうけど)「ドラムを見ること」と書いてある人がいて想像したらおもしろかった。